芭蕉林通信(ブログ)

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2006年04月17日 県民気質は堅い石のようなもの?

毎日熊本城を眺め、遠く阿蘇山を臨んでいると、熊本は歴史と自然に恵まれいるなと実感します。

熊本は武家文化の強い遺伝子を持った土地柄ですので、江戸時代以来商売人は産まれにくかったようです。こういった言いぐさを企業の業績が伸びない理由にするのは楽でいいものです。
私の会社では熊本の食のブランド作りに挑戦しているところですが、一番難しいのは幹部社員の意識改革だと分かって来ました。
とにかく新しい事に取り組むことが苦手です。新しいものを産み出すことに慣れていません。きっと、江戸時代以来、意識の鎖国化が今日まで続いてきているのかも知れません。
イラクに民主主義を押しつけようとして、イラクに内戦の危機をもたらしたアメリカですが、同様に、熊本県民に門戸開放を強要したならば、別の内戦が起こりそうな気がします。県民意識は歴史と文化を総合した風土性と切り離せないものならば、無理をさせず徐々に外部からの刺激を受けて、内発的に変わっていきたいものです。
新しいものには、慎重な態度、丁寧な応対が必要なようです。

2006年03月30日 桜と入社式に思う

「花は桜木、人は武士」とは日本人特有の価値観の表現ですが、民主党の偽メール事件は日本の美学に反したために不評を買ったのでしょうか!?

今や満開の桜が街の至る所に見られます。ここにもあそこにもと桜の木が植えられているのを見ると、日本人は本当に桜が好きな国民だと改めて思わせられます。
今年は、我が家にも桜の苗がやってきました。熊本の我が家がある千原台という場所は、桜の花弁が薄い緑色に染まる千原桜で有名なところです。近年は、相次ぐ道路建設で樹齢を誇った銘木が次々と姿を消していっているのは寂しい限りです。千原桜の苗木は今でも人気が高く手に入りにくいのですが、ご近所の方のお世話で若木を庭に移植することができたのは幸いでした。今は、元気な若葉が細い幹から一斉に芽吹き始めた状態ですが、これから一年一年桜の成長を見守っていけると思うと何やら今から次の春が待ち遠しい気がするから不思議です。
さて、我が社では、今日は新入社員を迎えての入社式です。会社としても、未来の可能性に溢れた若木を数本手にいれることができたという訳です。彼らや彼女らを立派に育てあげる責任と嬉しさを同時に味わうのもこの季節特有の喜びですね。

2006年03月03日 人手不足時代なのだろうか?

 企業アンケートによれば、30%の会社が正社員が不足していると回答。情報通信、金融保険で特に不足感が強い。これらは、景気回復が背景だけではなく、就業構造や少子高齢化が要因になっているのではないだろうか。

 当社では今、5年ぶりにコンピュータシステムを全面的に切り替え中であるが、社外の応援スタッフを探すのに大変苦労した。まさに、本日の報道通りに情報通信分野での人材が全国規模で不足しているのであろう。
 また、当社に中途採用で入社してくれた社員に話を聞くと、ソフト会社では深夜にまで及ぶ作業は日常茶飯事であるようで、スタッフ不足が一層長時間労働に駆り立てるという悪循環に陥っているように思える。
 しかし、優秀な人材をいかに抱えるかが企業発展の要であるならば、それらの人材の定着率向上を図り、かつ可能性のある若者に選ばれる企業になるよう雇用環境を改善・維持することが、水面下の企業競争とも言えるのではないだろうか。
 若者の希望する勤務形態は多様化し、企業の就業形態も多様化を迫られている。2チャンネルを覗くと、就職や転職を考えている若者の本音が出ていて面白い。いや、雇う身としては空恐ろしい気もする。定年延長は人材不足を補う手段であるかもしれないが、基本は企業の夢を社員一丸となって共有化して、働きがいや生き甲斐のある職場にすることが大切な企業活動の原点だろう。
 人手不足時代にあって、改めて企業のあり方を振り返ってみたいものだ。

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