芭蕉林通信(ブログ)

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2004年08月12日 変貌著しい大連

福岡空港からわずか一時間半のフライト。
戦前の大連・旅順は関東州と呼ばれ、日本人が20万人もいた大都会です。
4年ぶりの大連は、空港が整備され片道3車線の高速道路ができ、高架を電車が走るなど驚くような変貌ぶりでした。

大連市内は人口2百万人。目抜き通りには、新しい高層ビルが林立し、あたかも新宿副都心に迷い込んだかのような有様です。
旧満州国時代の古い石造りの建物と近代的なビルが、程良いバランスを保っています。
車で一時間ほどかかる郊外には、経済特区が形成されていますが、特区内を縦横に走る高規格の道路に沿って工場、事務所ビル、ホテル群が立ち並ぶ様は壮観の一語です。
要所に配置された公園の緑も目に優しく、都市計画の緻密さに感心させられました。
現在の中国人は、将来に自信も持っているせいか、収入の殆どを貯蓄せずに消費に回すとのこと。これは、インフレが続いているとの背景もあるのでしょうが、デフレに苦しむ日本とは違い、消費が新たな投資を生み、それが周り回って給与水準を上げていくという良循環になっていると思われます。
もちろん、バブルの懸念もあるのですが、勃興期の国のエネルギーを十分に感じさせられる、中国の人たちの輝く瞳が印象的でした。

2004年07月31日 キューピーは1909年生まれ

偶然に、1913年頃に製作されたキューピー人形に出会いました。
そして、その歴史を知ってなおびっくりしました。

ギリシャの愛の神ビーナスの息子はキューピットと呼ばれていました。1909年になって、アメリカの女性イラストレーター、ローズ・オニールがキューピットをモチーフに、キューピーを創作し、そのデザインが大評判となったのです。その数年後に製作されたのがこの陶製のキューピー人形です。

今では、食品メーカーを始め多くの業種・企業でこのかわいいキューピーを利用するようになっていますが、実はキューピーの歴史はわずか100年弱でしかなかったのです。
それにしても愛らしいものです。

2004年07月26日 ホーチミン市、50センチ間隔の恋

先月、初めてベトナムを訪問しました。旧サイゴンは、今ではホーチミン市と名前が変わっていますが、フランス統治時代のしゃれた建物も多く、意外と美しい街なのに感心しました。

なんと言っても、ホーチミンの市内でまず目を引くのがオートバイの多さです。通りという通りが、老若男女の乗るオートバイに占拠されたかのような有様で、車と自転車が少ないのとは好対照です。しかし、約8000万人の人口を抱える巨大な国内マーケット、かつてフランスやアメリカと戦って撃退した強固な国民性は、訪問者には魅力あるものに見えます。また、今後のベトナムの発展を期待させるには十分です。
ところで、車での移動中に大変興味深いものに遭遇しました。それは、市内中心部にある夜の公園です。オートバイに乗って集まってきた若い男女が、公園を取り囲むかのように50センチ間隔でオートバイを止め、それをベンチ代わりにしてデートをしているのです。200組としても400人、数え切れないほどの若者が行儀良くオートバイを等間隔で止めて、愛をささやいているシーンはほほえましいものでした。と同時に、至近距離にいる隣りのカップルは気にならないのだろうか、他に目立たないデートの場所はないのだろうかと想像を巡らしたものです。
それにしても、新興勢力としてのベトナムの活力をかいま見たような一瞬でした。

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