芭蕉林通信(ブログ)

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2005年01月07日 新年の注目点

今年の一番の注目点は、プロ野球パリーグのペナントレースの行方です。(個人的に)

今年は50年ぶりに新規参入を果たした楽天イーグルスとソフトバンクホークスが優勝争いを演じると思います。それには、確かな根拠があります。
なぜならば、今年はトリ年ですから・・・

さて、皆様あけましておめでとうございます。
当地熊本は懸念された天候も回復し、初日の出を見ることのできた人も大勢あったようです。私はと言えば、その頃もちろん寝ていました。

去年今年(こぞことし)貫く棒のようなもの という高浜虚子の俳句があります。確かに、改まった気持ちでスタートする訳ではありますが、昨年の課題が解決していなかったり、新しい構造変化の流れが今年も続いたりすることでしょう。
ただ、荒波が強い岩礁を作り出すように、我々人材も厳しい環境にあってこそ鍛えられる訳ですから、皆の力を合わせればきっと突破口が開かれると信じています。
今年も亀井通産㈱並びにグループ各社をよろしくご指導ください。

亀井創太郎

2004年12月17日 営業フロアに席を移動して

手狭になっていた営業フロアのスペースを拡張するにあたり、私の机をその一角に設置して約一ヶ月。

欧米の企業を訪ねると、マネージャークラスは当然のこと多くのスタッフが立派な個室で仕事をしているのに驚かされます。それに比べると、日本では大部屋に上司から部下まで一緒に机を並べ仕事をしているのが大半です。この点、日本で進んでいるのは最近ブームの漫画喫茶でしょうか。ここではお客様は個室で漫画を読んだり、インターネットをしたり、DVDを見たり、さらには昼寝、泊まり込みまでできるのですからびっくりです。
話がそれました。私が大部屋で仕事をして一ヶ月経ち気が付いたことを列記してみます。
1.幹部・社員の日々の動きが一部始終目で確認できる
2.即、疑問点を正すことができる
3.即、指示ができる
4.新たなアイデアが生まれる
5.緊張感が生まれる
ここまで書くと良いことばかりのようですが、裏を返せば私から声を掛けられる幹部や部下はいい加減疲れるかも知れませんね。もっとも、これまで放し飼いにしてきた責任も当方にあるのですが・・

2004年11月29日 文化と効率性について

11月は縁あって唐津おくんちを堪能したばかりか晩秋の金沢を旅することができました。文化と経済合理性について考えるいい機会となりました。

熊本の経済団体のメンバーと一緒に、晩秋の金沢を視察したのは11月始めのことです。「弁当を忘れても傘は忘れるな」と言われる雨の多い土地柄ですが、秋晴れの下で秋の北陸路を堪能することができたのは幸いでした。
二泊三日の主な旅程は、地元経済団体との意見交換会、兼六園と成巽閣、金沢城、大樋焼き、金城楼、武家屋敷、ひがし茶屋街、近代文学館、21世紀現代美術館、山中塗り人間国宝・川北先生のお話、ホテル百万石、石川県九谷焼美術館などです。
前田藩が徳川幕藩体制になって武力を控え文化を興隆させることで藩の安泰を図ろうとしたこと、第二次大戦で米軍の爆撃を免れたことなどが今日の金沢の街を物心両面から形作っていると思いました。加えて、金沢の経済人が「文化がまずあって、経済は後から付いてくる」と言い切るあたりに、400年のDNAを見る想いがしました。
文化はある意味では、経済合理性では計ることのできない領域にあります。最近、自由経済を唱える識者や消費者は多いのですが、彼らや彼女達の視点は自由経済万能の哲学に偏り過ぎているのではないでしょうか。正直に申しますと、そういう方達とは街作りに関して議論が全く噛み合わないのには閉口します。
文化すたれて経済あり、なのでしょうか。かつて細川熊本県知事が、畢竟後世に残せるものは文化である、と言われたことが懐かしく思い出されます。私ども食文化に携わる人間としては、文化を守り育てることに大いなる使命感を持って進んで行きたいと思います。

 

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