2022年05月02日 ロシア三つの接点
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その二は両親のロシア旅行の土産話だ。ソ連時代にモスクワやレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)に行ったものと思う。女性の通訳がまるでKGBのスパイのようで、旅行中監視され使用中の手帳は中身までチェックされたとか。飛行機のロシア人乗客が土産物のトマトを大切にしており、ソ連の食料不足を痛感させられたとも話していた。 その三はアメリカ視察旅行中にニューヨークに立ち寄った時のこと。ロックフェラーセンター近くにロシアの土産品店があり、そこで一点ものの彩色された母娘の人形を買った。入れ子になっているマトリョーシカとは違い、アーティストによる芸術作品であり今でも大切にしている。歴史上偉大な作曲家や作家を生み出してきたロシア、早く正気を取り戻してほしいと願っている。 |
2022年04月28日 1%クラブと寄付
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そうした中にあって、私が参加していた日本IBM主催の九州フォーラムなどは例外中の例外と言えよう。この会に招かれたことにより、約10年間素晴らしい人と出会うことができ、また貴重な討議の場を経験させていただいた。あのフォーラムは今はどうなっているのだろうとときどき思い出す。 過去を振り返ると、私の会社もいくつかの団体や組織に少額ではあるが寄付をさせていただいてきた。熊本城復元のための一口城主に社員全員を登録、被災した城の復元のために商品売上の一定割合を寄付、業界団体解散時の残余金をこども食堂基金に寄贈、そして今回は2年連続して公益財団法人鶴友奨学会に100万円を寄付することができた。コロナ感染が拡大する状況下、苦学している子供たちを少しでもサポートできればありがたいと思ったのである。 |
2022年04月19日 広場そして花博
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しかし今日の熊本都市圏の整備状況を見るならば、確実に都市圏としての整備が進み都市としての魅力を増したことは間違いない。主なところで言えば、熊本中心市街地の再開発によりサクラマチという商業施設と広場が完成、新幹線駅の整備と駅周辺の高層化、そして駅前広場とアミュプラザという大型の商業施設の誕生がある。生まれ育った街がかくも近代的かつ高層化されようとはまるで夢のような気がするぐらいである。 また私にとっては、花畑広場、駅前広場という魅力的な公共空間が生まれたのはまるでヨーロッパのアゴラ(広場)が熊本に舞い降りた感すらするのである。特に今月から始まった「くまもと 花とみどりの博覧会」は、花畑広場や江津湖近くの熊本市動植物園を主会場にするもので、さっそく広場が市民交流の場として活用され始めたと心からうれしく思う。果たして見たこともないような美しい花で彩られた花畑広場は、これまでの熊本地震やコロナ感染騒動で傷ついた心をしばしの感とはいえ癒してくれるのである。 |