芭蕉林通信(ブログ)

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2025年06月02日 カフェで見たメモ

 生まれた町・新町には行きつけのカフェ「長崎次郎書店カフェ」がある。昨日はランチに行き、これまたお決まりの昔風ナポリタンと食後のコーヒーゼリーを注文した。と机に置かれているお客様メモに目が行った。中国語の細かい字で書かれたメモに興味をひかれた。

 今便利なのはチャットGPTがすぐに日本語に翻訳してくれることである。つまらない事が書いてあったらば嫌だなと思いながら、翻訳した文章を読んで驚き感激した。そこには純粋な心が悩みながらも人生を肯定的に捉えた心情が一片の詩のように書かれていたからである。いわば5年前の自分に宛てた手紙であった。以下はその全文である。

2025.5.26
私たちは時に過ちを犯す。
でも、私たちは後悔しない。

三、5年前の自分へ:
きっと、自分が日本で働くことになるなんて、想像もしていなかったよね。
でも、今の生活に特に不満もないよ…。
これまでの道のりで、本当にたくさんの親切な人に出会って助けられてきた。
だから、そんなに心配しないで。
悩んでいることの90%以上は実際には起こらないから。
もっと自分に優しくしてあげて。
それから、ここでまさか「好きな人」に出会えるなんて思わなかったよね?
日本の人や物事に動かされ、もしその人を好きになることができたのなら、 それ自体がとても素敵で嬉しいことだよ。
未来がすべて順調にいきますように。
すべてがうまくいきますように。
このメッセージを読んでいるあなたが、今の私を見て、「すべてが順調そうだ」 と思ってくれますように。

2025年05月30日 二人目のお断り

 病院で受付の手続きをしていったん外に出た時のことだった。今まで話したことのない受付の女性が追いかけて来て今日の午後は診察がないと教えてくれた。と同時に一度直接に話したかったと言うのである。

 それは自分の八歳の息子に私と同じ名前を命名したことを伝えるためだった。まったく同じ字の同名ですと言われるので、偶然ですかと尋ねると、いや私のことを知って命名したとのことだった。少し照れ臭く思いながら大変光栄です、すくすく育たれることを祈っていますと返事した。

 子供に同じ名前を付けたという話はこれで二人目である。一人目は松下政経塾の卒業生で地方政治家になっている人から、子供に命名したので後になったが許していただきたいと言われた。命名権は個人の自由だから承諾の必要などまったくないし、改まってお断りを入れられるとかえって恐縮するのである。あるいは息子の名前を同じにしたのだから、あなたもしっかりしなきゃ困りますよとの励ましかも知れない。(写真は季節の薔薇と熊本水辺動物園のキリンを描いた絵)

2025年05月23日 新しい名言(金言)に出会う

 高校時代の英語の先生からは右目で本文を読みながら左目で英和辞典を繰るよう指導された。その方が効率が上がるとの教えだが、残念ながら今ももってその技は身についていない。ただ、辞書や辞典には昔から惹かれるものがあり、気が向けば知らぬ間にいろいろなものが身近に集まってきている。もちろん電子辞書には多種多様な辞書・辞典が内蔵されて便利だが、紙の辞書・辞典にも愛着があり手放す気には到底なれない。

 一時はまっていたのは「中国の故事と名言500選」で、たとえば「天衣無縫」の幻想的な物語や「捲土重来」の国盗りの歴史実話などは面白くかつ勉強にもなった。ただ最近は紙、電子辞書を超える検索手段として、ネット上の検索エンジンやさらには生成AIまでが出現して、好奇心を満たすにはこれほどありがたい時代はないと感謝したいぐらいの気分である。

 格言や名言に関する辞典は挨拶文を作るのに利用するのでいつも身近に置いている。そしてネット上で新たな名言に出会うことも楽しみの一つである。今日は新しく仕入れた名言を一つ紹介したい。それは北米の4大プロスポーツの一つ、アイスホッケーのレジェンド、カナダ人のウェイン・グレッキー氏の言葉である。「パックがあった場所ではなく、パックが向かおうとしているところへスケートを走らせる。」という先を見通すことの大切さを説いた名言である。アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏がたびたび引用したというグレッキー氏のこの言葉を、私自身これからの経営の指針として噛みしめていきたいと思っている。

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