2020年08月13日 ドイツ・ハイデルベルクの洪水対策
|
この街で驚いたのは横を流れるネッカー川の洪水対策である。要するに洪水対策をしないという洪水対策なのである。美しいネッカー川は20〜30年に一度ぐらいの頻度で氾濫するという。しかし、護岸を補強したり堤防を作ったりして美しい景観を損なうぐらいならば、あえて洪水により街や店が泥水に侵食されることも辞さないという覚悟なのである。古いものや自然をこよなく愛するドイツ人らしいなと思う一方で、果たして日本の治山治水はどうあるべきか考えさせられた。何しろ、大雑把に言えば、ドイツは石の家、日本は木の家だからである。(古地図はネッカー川とハイデルベルクの町並み) 本年7月、熊本の人吉・球磨地区は球磨川の氾濫により未曾有の被害を出した。一度は建設中止になった川辺川ダムを作っておくべきだったという新聞記事が気になった。私自身安易に川辺川の清流を守れというつもりはないが、ただダムがすべてを解決するという考え方に違和感を感じるのである。地球温暖化や森林の伐採、大規模なリゾート開発などが川に大きな負担を掛けてきたことを忘れてはならない。ネッカー川の例にならい、日本人はこれから大河とどう向き合うか新たな知恵が求められている。 |
2020年08月06日 原爆記念日の思い出
|
ところがその年の秋に突如襲った第一次オイルショックは、宇品港に売れなくなったロータリーエンジン車(燃費が非常に悪かった)を山積みにし、企業城下町の夜の灯は一斉に暗くなった。そして、原爆記念の日には、平和公園の横を流れる元安川で原爆により家族をなくした多くの人により灯籠流しが行われた。スピーカーでは読経が流され、しめやかな雰囲気が漂った。 そうした時、広島支店に勤務している女性行員に、何気無く「灯籠流しは広島の夏の風物詩だね。」と言った。その女性からは、夏の風物詩とはなんたる無神経かといったお叱りを受けたのである。原爆で親族を亡くした家族に対しては思いやりのない発言だと言わざるをえず、われながら深く反省した。そして今でもそのことを思い出すたびに、他人の心を思いやることの難しさを感じ、声をかける時は控えめにすべきであると考えるのである。 |
2020年08月03日 妖怪・アマビエのキーホルダー
|
そこで、私の会社ではコロナ退散を願い、アマビエでキーホルダーを製作し多くの人に無料配布しようと企画した。原資は「熊本城復興祈念カレー」の売り上げの一部を積み上げたものである。瓦版に残されたアマビエは上半身は人間のようで下半身は人魚である。鼻はとんがって髪は長い異形の姿で描かれている。これを会社のデザイナーが美しいアマビエに変身させたという訳である。 できあがったアマビエ・キーホルダーは500個を熊本市に寄贈した。思いがけず大西熊本市長から直接お礼の電話を頂戴したのには恐縮した。このキーホルダーは疫病退散と熊本城復興を心から願う私たちの想いであり、いつの日か必ず希望は実現すると確信している。アマビエ様、頑張って。 |