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同窓会のおかげで、久しぶりに上京し藝術の秋を満喫した。二日間で見たものは順に、五島美術館「東西数寄者の審美眼ー阪急・小林一三と東急・五島慶太のコレクション」、古道具坂田、ギャラリー鈴木、歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎・隅田川続悌法界坊」、上野の森美術館「フェルメール展」、根津美術館「新・桃山の茶陶」。そして最後を締めくくったのが、竹橋の如水会館で開催された大学の同窓会であった。 卒業生700名強中全国から参集したのは235名だったので出席率はまあ高い方と言えよう。同窓生の有名人並び出世頭は、新日鉄住金の進藤社長、NHKの上田会長、任天堂の君島前社長、金田勝年元法相、竹中平蔵元大臣、歌手の山本コータロー氏らである。ただこの1年間で死亡した仲間は9人とかで、古希を迎えつつある年齢を再認識させられた。 当然のことながら、卒業後の45年間は同窓生の人生を様々なものにしている。勤めた企業によっては運不運がつきものだ(そういえば、私が勤めていた銀行も今はもうない)。同窓生の顔つきや体型の変化も人それぞれである。家族関係に至ってはさらに異なっていると言わざるを得ない。そういう点では、30代になって早々と故郷に帰り、今なお会社経営を緊張感と喜びを感じながら続けている私は恵まれていると思った。
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わが町では年に一回秋に地区対抗の運動会が開催される。最近私に出場要請がないのは15年ほど前の醜態が尾を引いているからに違いない。それは一周100mの徒競走に出場した時に起こった。参加者が少ないので指名されての参加だった。 スタートラインに並んだ時、同年輩の隣の人と「日頃運動していないのに参加させられて迷惑ですね。」「無理しないでゆっくり走りましょう。」といった趣旨の会話をした。そしてスタートの号砲がなったのである。その瞬間、数秒前の会話はすっかりどこかに飛んでしまい全速力で走り始めた二人がいた。 その結果は無惨なもの、ゴールラインを目前とした私は足をもつれさせ頭から前に突っ込み倒れた。さらに吐きさえもしたのである。地区の人から心配されるたびに自分の不甲斐なさに心の中で涙した。食べ物を見せればヨダレを出すパブロフの犬さながら、私も一発の号砲で我を忘れたのである。
(注)条件反射とは、動物において、訓練や経験によって後天的に獲得される反射行動のこと。ソビエト連邦の生理学者イワン・パブロフによって発見され、パブロフの犬の実験で有名になった。(ウィキペディアより)
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先日放映された、AIによる健康寿命の関連因子を探るNHK特集は大変に興味深かった。ビッグデータを解析した結果、「本や雑誌を読む」が健康寿命の最有力の関連因子として浮かび上がったのである。巷間騒がしいAIやビッグデータの解析方法も分かり、目から鱗が落ちた。 「本や雑誌を読む」行為は多くの因子と結びついている。例えば本を読むのは「趣味が多い」から。本を借りるために「図書館に行く」結果歩く機会が増える。外出すれば「友人が多い(く)」なる。等々多くの健康寿命関連因子の中心に「本や雑誌を読む」が君臨するのである。 この結果は、長寿を研究する学者や長寿社会の対策を練る自治体幹部をも驚かせた。意外な発見だったのである。先般、私の主治医から月間20冊の本を読んでいると聞いたばかり。読書の秋を迎え、私もさらに読書に熱を入れようと思わせる番組であった。
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