芭蕉林通信(ブログ)

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2025年08月12日 トップ育成研修での質問

 先般の身内の企業内研修では、参加者から事前に質問を募ってそれに答えながら進行させた。質問は簡単かつ本質的なものが含まれていたのでいくつか紹介してみよう。

 「人生において一番の出来事は?」 この世に生まれたこと。 「リーダーに必要な資質は?」 運が強いこと。 「リーダーに必要な教育や経験は?」  本業における専門的な知識と技能。コミュニケーション能力と思いやり。多面的な見方と多様な人脈。 「部下のモチベーションを保つには?」 率先垂範(やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ 山本五十六)。 「目標とする経営者は?」 スティーブ・ジョブス(STAY YOUNG , STAY FOOLISH)

 他にも質問があったが後は割愛。リーダーシップ論としては、ノブレス・オブリージュ(高貴なる義務)、裸の王様のおそれ、出処進退の法、衆知専決、戦略と戦術の使い分けなどを披露したが詳細は別の機会に。いずれにしても、この時代は人的投資が重要であるばかりではなく、これからの経営を担う人材を発掘するためにエリート教育が急がれるのである。(写真は久しぶりのロックバランシング。たぶん震度1で崩壊。)

2025年08月06日 本を買う訳・捨てない訳

 最近は趣味をこれだと特定することがますます難しくなった。したい事、してる事がけっこう多いからである。そうした時に、他人から私には趣味がありませんと言われると驚いたり困惑したりする。趣味がないということがにわかに信じられないからである。もっとも言葉とは難しいもので、その意味するものはそれぞれに違うのだから、趣味がないと言ってもその人が楽しい日々を送っていることは大いに想像できる。

 私の場合、幼少のころからの一貫とした趣味と言えばやはり読書だろう。テニスやゴルフ、旅行、絵画鑑賞などは大人になってから始めたことだ。その読書にしても世の中にはツワモノがいる訳で、私などよりはるかに本を読み、集めている人が多いことには感動する。祖父も父も作家である女性はみずからも作家であるが、本とは自分にとって「外部脳」だとしゃべっていた。その通りと思う。

 私も読む気まんまんで買う本は多いが、必ずしも読むとは限らない。今買っておかないと二度と出会わないかも知れないという不安から買ったりする。したがって、本は読了しようと未読であろうと手放したくない。私にとっての蔵書は外部脳でもあるので、調べる時や原典に触れる時には必要不可欠だ。そして、読書の時間ができた時に蔵書の中からこの本を再度読もうか、あるいは読み残している本をいよいよ読もうかと迷うことが至福の時なのである。

2025年07月30日 黒柿のテーブル

 お取り先は共存共栄を目指す大切なパートナーと思ってきた。従って、ビジネスライクな判断とは別に情愛や信頼があればさらに深い関係性ができると信じている。所詮はお互い人間なのである。 ある地元スーパーの社長は「右手に寅さん、左手にビル・ゲイツ」と表現していた。義理と人情、そして冷静な頭脳が不可欠という訳である。

 とはいえ、実社会は生き馬の目を抜くのような残酷さと想定外のことが起こる意外性に満ちている。思い描いた通りに行くことの方が珍しい。だからこそ、流通業界は「変化対応業」と称せられてきたのだろう。

 この黒柿のテーブルはあるお取引先から依頼されて購入したものである。柿の木を割るとまれに黒い文様が出ることがあるが、それを黒柿と呼び家具などの材料として珍重されてきた。これは同じ黒柿でも黒い帯状の文様ではなく、バブル(泡)状の文様があたかも炎のように浮き出ている貴重なテーブルだ。もっとも「なんでも鑑定団」に応募する勇気はないが。

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