2025年12月15日 レゴを並べてみる
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レゴ制作の面白さは、タイタニック号を例にとれば1万ピースの大小のブロックを設計図頼りにひたすら組み立てていると、形が徐々に現れてくることにある。しかし、ピースは一個余っても足りなくても気が狂うので、細心の注意と集中力が試される。その緊張感と疲れを伴って完成した時の達成感は何事にも代え難い魅力がある。もちろん仕事の次の魅力ではあるが。 |
2025年12月08日 昔の料亭では
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料亭でのもう一つの遊びは、手に入れた書画骨董を持ち寄り、仲間と鑑賞し合うというものがある。私も料亭を使う時は、顔ぶれを想像して何らかの物を持ち込み鑑賞してもらうように心がけている。今月の宴では、青不動の大津絵(表装が紙でぼろぼろだが)を床の間に掛け、山仕事をする人の手作りのキジ車(人吉の土産物)を組み合わせた。安価なものだが、オリジナルな空間演出ができたのは良かったと思っている。 |
2025年11月25日 目からうろこの本2冊
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まず1冊目は、元中国大使の垂(たるみ)秀夫氏の「日中外交秘録」。外務省のチャイナスクール(語学を学んだ中国外交の専門家)の一員として活躍された同氏は、日中外交の裏表を余すことなく披露していく。この日本が政治家・公務員の志や見識、決断力にいかに依存しているかが分かる。日本は主権(あるかどうか曖昧だが)を守るためにも、特定の国(どことは言わないが)への過度の依存を続けるべきではあるまい。 2冊目は、フランスの歴史人口学者エマニュエル・トッド氏の「西洋の敗北」。ソ連の崩壊やイギリスのEU離脱を予想したことで有名な同氏は、この本でアメリカやイギリス、フランスの国力の著しい低下を指摘している。その背景には、新自由主義とグローバリゼーションがあるのだが、もっと重要なのは家族の崩壊・宗教の衰退・拡大する貧富の格差にあるようだ。果たして日本は?という問いかけにどう答えるのか、新しい高市政権の政策から目を離せない。 |