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熊本にとっては忘れ難い一年となった。突然の活断層による大地震であった。その後の梅雨の豪雨、猛暑、余震、なんと多くの天災に見舞われた2016年であったことだろう。少し年数が経てば、熊本地震以前、熊本地震以後と歴史的に区別して語られる日が来るに違いない。 私にとっても愛着があり、懐かしい人達がいた地域や店が今なお復興できずに苦しんでいる。関係者の人達は、挫ける気持ちに負けることなく、復興の道を探っていただきたい。貴重な歴史的、文化的遺産をこれ以上失なくたくないのだ。 ささやかな試みとして、関連する地場食品メーカーから「熊本城復興祈念カレー」を発売することにした。一個売れる度に熊本市に50円を寄付しようと思っている。自分の仕事を通じて熊本地震からの復興活動に参画できれば、これ以上の幸せはない。きっと全国の人達から多くの善意が届けられると信じている。
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前に努めていた銀行の同期会名簿がメールで送られて来たが、職業欄を見るとさすがに空欄が目立ってきた。組織に属し活躍してきた我々もいよいよ引退の時期を迎えたとみえる。それにしても、大銀行に就職し喜びに舞い上がっていた時には、まさか50歳ぐらいになれば融資先や関連子会社に転職を迫られるとは想像していなかった。私の場合は、30歳で自ら転職の道を選んだのは「知らぬが仏」であったと今では分かる。 社会人類学者の中根千恵さんが「タテ社会の人間関係」を出版したは1967年のことだから私の高校卒業の頃だ。その5年後に社会に出て、それ以来タテ社会にどっぷり浸かって生きて来た気がしている。しかも団塊の世代の末席にいる年代のため、いつも競争にさらされてきたし、今でも競争心は一種の習い性と感じている。かつて社外の団体に所属して活動したこともあったが、それらもタテ社会の一部であったのだ。 定年の時期を迎えて、タテ社会からヨコ社会への転身を夢見ている。ヨコ社会とは、中根千恵さんの指摘する場(個人が属する地域、所属機関、職業集団など)から脱して、それらを横断して成立しているものである。タテ社会に中にのみ生きてきた私などは、いつの日か会社組織を離れた時に、家庭に閉じこもることしかないことを恐れている。今からでも遅くないので、私だけのヨコ社会を作り出せるよう日常の発想と行動を変えてみようと思っている。
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アメリカ出張したお取引先の社長から、ヒラリーとトランプのTシャツを見せられた時は、正直ヒラリーのTシャツをもらいたかった。大統領選の街頭インタビューが東京であっていたが、選挙前の50人の意見では、時期大統領にふさわしいのはヒラリー46、トランプ4だから日本人のヒラリーびいきは明らかだ。それにしても予想を覆す大統領選の結果であり、一挙に円高が進むかと身構えたのだが、円安に振れたのだからマーケットは分からない。投資家ではないので、このあたりのマーケットの機微は苦手というしか言いようがない。 さて、せっかくいただいたトランプのTシャツには、顔写真と一緒に「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」の文字。大統領選の前日、密かにこのTシャツを着て、その上にビジネスシャツ、ビジネススーツを着て街に出てみた。そして、筋トレをしているので筋肉がついた。その筋肉を見せようを嘘とつき、やおらシャツのボタンを外し、中からトランプのTシャツを見せて大いに周りを喜ばせたのである。この時点では、大統領選の結果はヒラリー勝利と信じていたので、まったく先見性のないおふざけをやらかしたものだと少し反省している。 そして大統領選が終わった今の関心事は、ヒラリーとトランプのTシャツのどちらに価値があるかという点である。
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