芭蕉林通信(ブログ)

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2017年03月27日 漢字力診断

 パソコンの普及によりひらがなの漢字変換が簡単になった。その分、手書きで漢字を書く機会が減り漢字力が落ちたと思っている。そこで、暇を見つけ利用しているのがスマホの漢字力診断アプリである。難しい問題があり、簡単には100点満点が取れない分だけ闘志を燃やすことになる。

 そうした漢字の中でも覚えにくいものがいくつかある。その字が出てくるたびに間違えるので自分ながらいやになる。そうした時、漢字雑誌を読んでいて、難しい漢字の一つ「鬱」の覚え方が説明されていて思わず唸ってしまった。答えは、「リンカーンはコメダのコーヒーを三杯飲む」というもの。騙されたと思って試してみてほしい。私自身は、「嫉妬」を「女を病気で失うと女は石になる」という覚え方にした。

 ところで、3月26日付けの日経新聞の文化欄「遊遊漢字学」に、「壽」と「櫻」の書き方を母親から聞いたという一文が載っていた。どうやら私と同好の氏はいるようで嬉しくなった。「壽」は「サムライの笛は一吋(インチ)」、「櫻」は「二階の女が気にかかる」とあった。これからも漢字との格闘が続きそうである。

2017年03月21日 予知能力と偶然性

 最近、自分には予知能力があるのではないかと思う出来事があった。一つは薔薇の絵を描いた翌日、孫娘の幼稚園でクラス発表があり「薔薇組」になったこと。もう一つは、「アルカディアホテル」の夢を見たところ、その晩のNHKドラマで「ホテルアルカディア」が出て来たのである。さらに不思議なことは、村上春樹の「騎士団長殺し」の第2部を上京中のホテルで深夜読み終えた時、時刻を調べたら3月3日3時33分だった。

まあこの程度は偶然に過ぎないと言われてもしょうがない。人世はしょせん偶然の産物と思うのは、柳澤佳子著「われわれはなぜ死ぬのか」という本に指摘されていとことであるが、人の誕生自体が膨大な精子の中の一つが卵子にたどり着いて受精した偶然の結果なのだ。

ビジネスの世界では、科学的な視点、経験に基づく勘、情報の分析などから変化を予知し、リスクを回避することが求められる。何が起こってもおかしくない現代では偶然性に影響を受けることが多くなりそうだが、それにしてもリーダーが優れた予知能力を持っていることに越したことはない。

2017年03月14日 10mの逆走

 高速道路を逆走し大きな自動車事故につながったというニュースがあった。原因は運転者が高齢であり勘違いしたとか、酒に酔って間違えたとかいろいろあるようである。普通に運転しているドライバーが逆走してくる車に遭遇したならば、驚愕すると同時に自分の方が運転を間違っているのではないかと我が目を疑うのではないだろうか。

 実は先月、私も10m逆走してしまったのである。それは高架工事中の熊本駅周辺で間違えて、右折した際に右から来る道路の右折車線に車を乗り入れたのである。工事中のせいか中央分離帯は仮設のポールが若干立ててあるだけだったので、つい進入路を見間違えてしまった。

 問題はその時の心境、判断である。間違った路線に侵入した瞬間、しまったと思うと同時にここで停止してバックするのは、運転操作が難しいばかりか恥ずかしい、なんとか引き返すのだけは止めたいと思った。右折車線に車がいないことを幸いに、10mを逆走し、ポールが途切れた先で正しい道路に戻ったのである。その時思ったのは、高速道路を長距離逆走した人たちも私同様に今さら元には戻れないと判断したのではないかということである。それにしても、冷や汗の出た瞬間だった。

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