2017年02月24日 新しく必要な能力
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アメリカのトランプ大統領の記者会見で、敵対関係にあるマスコミ関係者が大統領の暴言にひるむ事なく、ほぼ全員が力強く質問の手を挙げているのに感動した。権威に屈せず、真実を求める姿勢が全身から溢れていた。彼らは幼少のときから学校で、自ら考え、発言する能力を徹底して鍛えられているはずである。(アメリカに住む姪は、中学時代にディベイト・コンテストに参加し優秀な成績を収めた) ところで、世界の大学ランキングが発表されたが、残念ながら日本の大学は100位以内に2校選ばれたのみである。教育は国家100年の大計というが、このままでは日本の競争力の未来は暗い。金を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上という格言を改めて噛みしめている。 |
2017年02月17日 春の風邪
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まず心配したのは新型のインフルエンザにかかっていないかということ。もしかかっていたならば、会社の同僚に移す訳にはいかないのである。他人に移せば治るなどの迷信を信じていては、会社の業務に支障が出てしまう。自分ながらまだ軽いとは思ったものの、すぐに病院に直行してインフルエンザの検査をしてもらった。今は検査といっても簡単なもので、鼻の奥に綿棒を突っ込んで粘液を取るだけである。幸い検査の結果は陰性、軽い風邪の症状と診断された。 今年ほどマスクをしている人が多い年は初めてである。既に病気にかかっている人がいるかも知れないが、多くは予防のためのようである。若い女性がマスクをしているのを見ると、自然目だけを見て顔全体を想像することになるので色っぽくてしょうがない。怪我の功名ならぬ、マスクの功名か。あろうことか今月の俳句の兼題に「春の風邪」を選んだのは私自身、その責任を問われたのかも知れない。 |
2017年02月13日 雑草
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さて、この「雑草」という書を見て感じたことを記してみたい。まず、昭和天皇が「陛下、これは雑草です。」と言った人に対して、「君、雑草という名の植物はないよ。」とおっしゃったエピソードである。うーーん、これは含蓄がある。さすが天皇陛下と思う。雑草辞典を買って見たところ、確かに雑草それぞれに立派な名前が付いていることにびっくりしたことがある。人間社会においても阿部首相やトランプ大統領だけが名前を持っている訳ではない。皆んな、それぞれに立派な名前を持っているのだ。 それでも「雑草」の書に惹かれるのはなぜか。もちろん、その書に気品があり、素晴らしい墨の色が出ているのは間違いない。大事なのは、「雑草」の書に秘められた意味なのである。私が雑草からイメージするものは、たくましさ、生命力、不人気、無名性、栄華とは無縁。こう考えると、まさに熊谷守一の人生観につながる。自分の役割を果たすことができさえすれば、市井(しせい)の人、普通の人、一般の人だからこそ人生は良いのではないか、と思わせてくれるものが「雑草」という書にはあると思う。 |