芭蕉林通信(ブログ)

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2018年11月19日 頭の体操

 死ぬ間際であれば惚けて死ぬのも結構良いのではないかと思っている。人生でやり残した事、後悔、後顧の憂い、死への恐怖などに悩まないでいいからだ。ピンピンコロリができなければ、周りに迷惑をかけない程度に惚けて旅立ちたい。

 とはいえ、仕事の現役中であればまだ惚けるわけにはいかない。衰えつつある記憶力と判断力を一定以上に維持する必要がある。かつては百人一首を丸暗記することに挑戦した。今は読書を除けば、クロスワードで頭の体操をしている。

 新聞の日曜版に掲載されるクロスワードを解くことが習慣化している。結構難しい問題が多いが、タテ・ヨコの升目を埋めて行くうちに、突然正解を思いついた時は嬉しいものだ。先日は、「◯◯の教えと冷や酒は後で効く」という問題があり、亡き両親を思い出して少し心がジンとした。

2018年11月13日 二人の歌手生命を分けたもの

 「流星ひとつ」は歌手・藤圭子へのロングインタビューを纏めた本である。藤圭子が28歳の若さで突然引退した理由を赤裸々に語るところが痛々しい。即ち声帯のポリープを切除したことがきっかけだと言う。深みのある声が手術により澄んだ声に変わり、藤圭子は歌いながら耐えられなくなったのである。

 最近封切りした映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観た。英国のロックバンド・クイーンの活躍を映画化したものだが、リードボーカルのフレディが主役である。彼は上顎の歯の数が他人より多く、いわゆる出っ歯だった。しかし声が変わるからとして絶対に歯列矯正しなかった。

 藤圭子とフレディの選択の違いが歌手生命を左右した。声の質が感動を与えるか否かはかくも微妙なのであろうか。それにしても藤圭子は62歳で自裁し、フレディ(自分を歌手とは言わず、パフォーマーと称した)は45歳でエイズで死去した。天寿をまっとうしなかったという点では、二人は不思議と相似しているのである。

2018年11月06日 大学卒業45周年の同窓会

 同窓会のおかげで、久しぶりに上京し藝術の秋を満喫した。二日間で見たものは順に、五島美術館「東西数寄者の審美眼ー阪急・小林一三と東急・五島慶太のコレクション」、古道具坂田、ギャラリー鈴木、歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎・隅田川続悌法界坊」、上野の森美術館「フェルメール展」、根津美術館「新・桃山の茶陶」。そして最後を締めくくったのが、竹橋の如水会館で開催された大学の同窓会であった。

 卒業生700名強中全国から参集したのは235名だったので出席率はまあ高い方と言えよう。同窓生の有名人並び出世頭は、新日鉄住金の進藤社長、NHKの上田会長、任天堂の君島前社長、金田勝年元法相、竹中平蔵元大臣、歌手の山本コータロー氏らである。ただこの1年間で死亡した仲間は9人とかで、古希を迎えつつある年齢を再認識させられた。

 当然のことながら、卒業後の45年間は同窓生の人生を様々なものにしている。勤めた企業によっては運不運がつきものだ(そういえば、私が勤めていた銀行も今はもうない)。同窓生の顔つきや体型の変化も人それぞれである。家族関係に至ってはさらに異なっていると言わざるを得ない。そういう点では、30代になって早々と故郷に帰り、今なお会社経営を緊張感と喜びを感じながら続けている私は恵まれていると思った。

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