芭蕉林通信(ブログ)

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2018年07月13日 海からの贈り物

 最近は海水浴に行かないので、海は眺める対象ではあっても近づき味わう対象ではなくなった。私が子供の頃は、両親が天草での鯛釣り、水俣での太刀魚釣り、宇土半島での潮干狩りなどに連れて行ってくれた。私自身も我が子や孫に海を体験させるために、潮干狩りやイルカウォチンングに一緒に行ったことはある。若い時は海が好き、歳をとれば山が好きになる、というのは当たっているかもしれないとこの歳になって思う。

 今や少なくなった浜辺の散策ではあるが、砂浜に咲く浜木綿が風に揺れている様子や湾の対岸に見える山並みが紫色に薄ぼんやりと見えたりすると一瞬にして開放感に浸れるのだった。そして浜辺に打ち寄せられる物を見つけては拾う喜びに浸るのである。たまたま本日の日本経済新聞の文化欄に、「漁師の風習 深い精神性」という記事が掲載されていた。そこに、漁師は浜辺に漂着する様々な物を「寄り物」と呼び、縁起が良いとして神棚にあげる、と紹介されている。

 漁師ではない私ではあるが、「寄り物」の話になるほどと合点承知したのである。手元に残している「寄り物」の私設コレクションは3〜4点ほど。沖縄本島のやんばるの森を越えた北岸の浜辺で拾い集めた小さいが多彩な貝殻類、別の海岸で見つけた白いサンゴのかけら、長崎県五島列島の防波堤に引っかかっていた船型の浮きなどである。神棚にこそあげてはいないが、掛け替えのない思い出としてこれからも時々は眺めていくつもりである。

2018年07月09日 タイムカプセルのような日記

 生前の父は3年日記帳にその日の思いを長い間書き続けていた。一度見せてもらったことがあるが、日記には主に経営についての事柄が丹念に綴られていた。父が亡くなった時、母が「この頃、創太郎は私の話を聞かなくなった。」と書いてあったと涙目で私を詰問した。その時は、息子と父は一種のライバルだよと母には答えたのだった。今度は私の番とでも言うのか、32年前の日記が机の中から出て来たのである。昔の日記を読むということは、タイムカプセルを開けるようでおっかなびっくりな行為である。果たして36歳の意外な言葉が書き連ねてあるのには我ながら苦笑した。そこである一日を紹介する。

1986年6月29日
二日続きのマージャンで深夜帰宅となり、午前中はダラっとした日曜となった。午後は図書館に行き、絵本14冊、本屋でフォーカス、フライデー、文春、ニューズウィーク、論語を買う。情報氾濫時代だと思う。(中略)深夜、5年ごとにあるワールドサッカー戦の決勝をみた。5年後には子供たちも中学、小学生にそれぞれなっていることを思うと来るべき次のワールドサッカーをどういう感慨で見ることになろうか。

 因みに、サッカーのワールドカップが5年ごとというのは4年ごとの誤りである。また、この時の決勝戦はアルゼンチンが西ドイツに3−2で勝利している。アルゼンチンのマラドーナが話題をさらった大会だった。FIFAワールドカップ・ロシア大会が開催中の今、32年前にも観戦していたという事実が感慨深い。日記が記憶を補ってくれたのだ。日記を綴る意義がそこにある。

2018年07月02日 回らない首

 5月にレンタカーで長距離ドライブをしてからというもの首の調子がおかしい。首がスムーズに回らないばかりか少し痛みを感じる。そもそも車の運転のせいにしているのが間違っているのかも知れない。というのは日頃から猫背と言われて久しいからである。リハビリの理学療法士によれば、猫背によって頭の重量を首が支える格好になっているとのこと。ということで、姿勢の矯正に挑戦することにした。

 生活習慣ならず、日頃の姿勢を省みる。車の運転、椅子の座り方、歩く姿勢、立ち姿、はたまたゴルフのスイング、テニスの構え、どれをとっても私は猫背気味なのである。さらに言えば、パソコンで文章を書いている時やスマホを見る時も猫背になっている。一方、俳優たちの姿勢、松山英樹の背筋をピンとしたゴルフスイング、錦織圭のテニスのプレイスタイルに目が行くようになった。いずれも背筋がピンとしていること甚だしい。そして美しい。

 さっそく車の運転席を背筋ピンの位置に調整し、会社や自宅の椅子も調整した。ゴルフやテニスの姿勢も背筋ピンに改良中である。今日までそんなことにも気づかなかったことが情けない。もっと早く矯正していたら、テニスの試合で勝ち、ゴルフで有り金全部巻き上げられることを避けられたかも知れない。まだまだ人生は学ぶことが多い。それはまたありがたいことでもある。

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