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一週間を超える旅は、2016年の熊本地震以来久しぶりのことであった。旅の感覚に身を任せている内に、新しいアイデアや忘れていた記憶が次々と襲ってきたのには驚いた。やっぱり旅は良いなあ、ときどきは旅はした方が良いなあと感慨深かった。 18世紀のイギリスの若者にとってグランドツアーとは教育上不可欠のものとされていた。フランスからスイスを経て古代ローマの歴史と文化が残るイタリアへ、帰りはドイツからオーストリアを経てオランダからイギリスへ帰える旅だ。見聞が広まることは間違いない。そんなことを自分の旅と重ねて考えた。 長旅中に自分でも思いかけず始めたのが絵日記とスケッチだ。あふれるようにある非日常の時間の中で、初めての訪問地、美しい景色、多くの人との出会いが脳を刺激し、創作活動を促した。という訳で、今は次の旅を夢見ている。
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自分史を書き始めて1週間が過ぎた。これまでの主要事項を時系列的にまとめ、事項ごとに思い出を書き連ねていく。記憶が呼び覚まされ、その年齢の時の心持ちまでが蘇る。まるでタイムスリップしたかのような感覚に襲われる。 その結果、目の前にあるのは手の付けられないほどのメモの山であり途方に暮れる。しかし、AIを使えば大丈夫といった声が聞こえる。そうだAIを使う良い機会ではないか。近々、社内でAIコンテストもあることだし。 会社近くの小さな自転車屋を見るうちに突如思い出したのが小学生の頃、近所にあった自転車屋の悪ガキのことだ。5〜6歳ぐらい年上ともなると身体は大きく何よりも乱暴者だった。ある時配下のガキ10人ほどを引き連れて熊本城の石垣に囲まれた一角に行った。やおら悪ガキが提案した遊びが喧嘩大会で、くじを引かされて決まった対戦相手がよりによってその悪ガキだった。その時からの習性だろうか、負ける試合はしないと腹をくくり、取った最終手段が泣きじゃくることだったのは情けない思い出だ。
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引き札と言っても現代の多くの人が聞いたことも見たこともないのではないだろうか。かくいう私も、熊本在住の人から我が社に関係があるのではと言われて譲ってもらうまではその存在を知らなかった。引き札を生成AIで調べると以下のような説明が出てくる。 引き札とは、江戸時代から明治・大正期にかけて商店などが宣伝のために配布した印刷物で、現代のチラシ広告に相当するもの。引き札の目的は商品の宣伝、開店・改装の告知、顧客への挨拶など。形式は一枚刷りの木版画や石版画。鮮やかな色彩と大胆な図柄が特徴。内容は、商店名、商品名、価格、キャッチコピーなど。 ここに紹介する引き札はまさに初代か二代目の亀井覚平(弟が兄の名前を踏襲したのでややこしい)が印刷してお得意様に配布したもの。日本武尊(やまとたける)と鷲、獅子、牡丹という華やかな図柄に、諸乾物卸商・素麺・蒟蒻粉(こんにゃくこ)の文字、そして住所と屋号、当主の名前が印刷されており、引き札の約束ごとを守っている。引き札は美術価値があるとして収集している人もいるが、この引き札だけは単なる美術価値を超えたわが社の歴史をたどる一級の宝物と思って大切にしている。
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